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  • ー防水工事は適切な時期に早めの施工計画を|依頼時のポイントも紹介ー

ー防水工事は適切な時期に早めの施工計画を|依頼時のポイントも紹介ー

 

新築から10年ほどが過ぎ、お住まいのメンテナンスを考えていると、防水工事には適切な時期があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

防水工事は、建物の安全を守るためにも定期的に行うことが必要です。

 

この記事では、防水工事を行う時期の目安や、施工を検討すべき劣化サインをご紹介します。防水工事業者へ依頼する際のポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

防水工事の施工時期は約10年~15年が目安

防水工事を行う時期の目安は、新築・前回の施工から約10年〜15年が経過した頃です。10年を過ぎると、施工されている工法が耐用年数を迎えたり劣化サインが見られるようになったりします。

 

立地環境によっても異なるため、ご家庭の状況を確認し、適切な時期にメンテナンスを行いましょう。

 

各施工方法における耐用年数の目安は以下の通りです。

 

  • ウレタン防水:約10年~13年
  • FRP防水:約10年~15年
  • シート防水:約12年~15年

 

自宅に施工されている工法の種類がわからないという方は、一度専門業者に点検を依頼してみましょう。

 

 

防水工事を放置してはいけない理由

防水工事せずに放置した場合、以下のようなリスクがあります。

 

  • 雨漏りを引き起こす可能性がある
  • 修繕費用が高くなる

 

劣化した防水層から水が建物内部へ侵入すると、構造部分が腐食して耐久性が低くなり、最終的に雨漏りを引き起こします。雨漏りは漏電の危険性もあるため、十分に注意が必要です。

 

また、防水層だけでなく構造部分が劣化してしまうと、修繕費用が余分にかかり工事期間も長引いてしまいます。

 

建物の安全性はもちろん、コストの面から見ても防水工事は早めの対策が大切です。

 

 

防水工事が必要な劣化サイン5選

防水工事を検討する際の目安となる劣化サインは、以下の5つです。

 

  1. ひび割れ
  2. 色褪せ
  3. 水溜まり
  4. 膨れ・剥がれ
  5. 雑草やコケの発生

 

ご家庭のベランダやバルコニー、屋上(陸屋根)などに見られた場合は、早めに防水工事の依頼を検討しましょう。

 

1.ひび割れ

ひび割れが見られる場合は、防水層の表面に施工されているトップコートが紫外線や雨風の影響を受けて劣化している可能性が考えられます。

放置したままにすると、表面のひびから雨水が侵入し、防水層全体の劣化を早まらせてしまうため、防水工事の検討が必要です。

 

2.色褪せ

色褪せは、トップコートが傷み始めているサインです。紫外線の影響で防水塗膜の表面が焼けると、徐々に変色し手で触ると粉が付着する「チョーキング現象」も見られるようになります。

色褪せは、緊急性はないもののひび割れや防水層の崩壊につながりかねないため、早めにメンテナンスを行いましょう。

 

3.水溜まり

水溜まりも、防水工事が必要となる劣化サインの一つです。傾斜が適切でなかったり排水口に落ち葉やゴミが溜まっていたりして雨水が排水されないと、防水層が劣化する原因になります。

定期的な清掃で排水口の詰まりを予防するとともに、改善が見られない場合は勾配不良がないか業者へ確認を依頼しましょう。

 

4.剥がれ

剥がれも劣化症状の一つで、紫外線による防水層の粘着力低下が原因で起こります。

剥がれた箇所からすでに雨水が侵入している可能性もあり、防水層や下地の劣化につながるため、早めの対策が必要です。

 

5.雑草やコケの発生

劣化サインの一つとして、雑草がやコケが生える場合があります。防水機能が低下し、水はけが悪くなることが原因です。

雑草が防水層まで根を張っていると、引き抜く際に防水層を壊してしまう恐れがあるため、むやみに抜かず専門業者へ相談しましょう。

 

 

防水工事を業者へ依頼するときのポイント

ご家庭の防水工事を検討する際、業者への依頼で気を付けたいポイントとして以下の3つがあります。

 

  1. 施工条件の良いのは春と秋
  2. 防水工事の種類を適切に選ぶ
  3. 施工実績が豊富な業者を選ぶ

 

防水工事は今後も定期的に行う必要があるため、失敗なく施工したいものです。納得のいく防水工事ができるよう、事前に確認しておきましょう。

 

 

1.施工条件の良いのは春と秋

防水工事を行ううえでの条件が良い季節は、春と秋です。春と秋は気候が比較的安定しており、塗料が乾燥しやすいため工事が順調に進む条件が揃っているといえます。

夏は梅雨で雨の日が続いたり湿気が高かったりして塗料が乾きにくく、水分が残った状態で施工すると不具合が生じる場合もあるでしょう。一方冬は、気温が低いため塗料が乾くのに時間がかかり、シート防水ではシートの収縮が起こって施工の難易度が上がります。

ただし、春や秋でも天候次第で施工が予定通りに進まない可能性もあり、繁忙期となりやすいため業者へ依頼してもすぐに対応できない場合も。季節を問わず、防水工事を検討する際は早めに計画を立てることをおすすめします。

 

 

2.防水工事の種類を適切に選ぶ

防水工事の種類を適切に選ぶことも、依頼する際のポイントの一つです。施工場所や状態に合った工法でない場合、のちに不具合が起きて追加の工事が必要になる可能性があります。

戸建て住宅のバルコニーや陸屋根への防水工事では、ウレタン防水やFRP防水での施工が一般的です。一方で、マンションや大型施設の屋上にはシート防水やアスファルト防水が適している場合もあります。

とはいえ、ご自身で最適な工法を判断するのは難しいため、専門業者への相談が得策です。

 

 

3.施工実績が豊富な業者を選ぶ

防水工事を依頼する際は、施工実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。天候に影響を受けやすい防水工事は、専門知識と適切な判断が必要になります。

職人の腕によって仕上がりも異なり、施工品質が低い場合は見た目だけでなく施工不良の原因にもなりかねません。相談の際には、丁寧な点検と工事内容の詳しい説明があるか、見積もりが詳細であるか、という点にも注意して信頼できる業者へ依頼するようにしましょう。

 

 

まとめ

防水工事を行う時期は、新築時や前回の施工から約10年〜15年が目安です。劣化のサインを見逃さず、建物自体の安全を維持するためにも適切なタイミングで防水工事を行いましょう。

依頼の際は、早めに計画を立て、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

近内防水工業は、防水工事の専門業者として豊富な実績があり、お客さまのニーズを丁寧にお伺いしたうえで最適な工法でのご提案が可能です。

ご相談は電話やお問い合わせフォームにて受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

2024.04.23