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防水工事の内容は?目的や工事の種類や施工依頼のポイントを紹介!

防水工事ではどのような内容の作業をするのかが気になっていませんか。

防水工事をした方が良いという認識はあっても、依頼する段階になると内容を詳しく理解しておきたいと思うのが当然です。

この記事では防水工事の目的や種類と合わせて、具体的な内容と業者への依頼のポイントを解説します。

 

防水工事の目的と内容

防水工事は屋根やベランダ、外壁などに対して水が染み込んでしまわないようにすることを目的とする工事です。防水性や撥水性がある素材で施工をしたり、コーキングをしたりして水が染み込まないようにする内容になっています。

防水工事を検討する際にはもう少し細かく目的と内容を知っておくと参考になるので紹介します。

 

雨漏りの発生の防止

建物に雨漏りが発生するリスクを防水工事によって防止できます。防水工事の内容としては水が建材に染み込まないようにする作業がほとんどです。

素材を水との親和性が低い素材でコーティングしたり、劣化したシーリング材の隙間から水が入らないように剥がして打ち直したりするのが典型例です。

雨漏りは建物の使用環境を悪くする原因になります。防水工事は徹底して行う必要がある重要な工事です。

 

素材の強度の維持

防水工事をすると建物を作り上げている建築素材の品質や強度を維持しやすくなります。

例えば、木造建築の場合には水が浸透して建材が濡れてしまうと強度が低下する原因になりかねません。

金属を用いている場合には金属が錆びる原因になります。

建物を支えている柱や壁が劣化してしまうと、耐震性の低下などのリスクがあるのは明らかでしょう。

素材の強度を維持し、建物の寿命を長くするためには防水工事によるメンテナンスが重要な役割を果たします。

 

美観や衛生環境の保持

建物の美観や衛生環境を保つ目的でも防水工事が必要です。

防水工事の内容は水が染み込まないようにすることだけですが、最終的には美観と衛生環境の保持につながります。

防水工事をすれば水が染み込まなくなるので、シミができたり、塗装の劣化が起きたりするリスクが低下します。

また、湿度によってカビやコケなどが発生したり、シロアリの被害が起きたりするリスクも低減することができる方法です。

 

防水工事の種類と内容

防水工事は水が染み込まないようにするという点では同じですが、施工内容には違いがあります。

ここでは工法の違いに着目して防水工事の内容の差を解説します。

 

アスファルトシート防水

アスファルトシート防水は大きなビルやマンションなどで最もよく用いられている工法です。

アスファルトにプラスチック繊維を混合して製造した防水シートを使用しているのが特徴で、防水性だけでなく紫外線耐性も高い性質があります。

強度の高さも突出していて、人が出入りするビルやマンションの屋上やベランダなどに適している工法です。

 

ウレタン防水

ウレタン防水はウレタン樹脂を使用して塗装によって防水する工法です。施工内容が他に比べると簡易的ですが、耐用年数も8年前後あります。

ウレタン樹脂を使用して外壁や屋根、ベランダやバルコニーなどのさまざまな場所に施工できる点で優れています。

 

ゴムシート防水

ゴムシート防水はゴム素材を使用して製造したシートを接着剤などによって付けることで防水する工事です。

防水工事の中では施工時間が短くて済むのがシート防水の特徴ですが、ゴムシートは費用的にも安いメリットもあります。

紫外線による劣化が進みやすい点には注意が必要です。

 

塩化ビニルシート防水

塩化ビニルシート防水は塩化ビニル樹脂シートを使用して防水する方法です。

塩化ビニルは熱や紫外線などに対して高い耐性を持っているため、屋根や屋上などで長期的に使えるメリットがあります。

塩化ビニルは加工性に優れているだけでなく、プリントしてデザインすることもできるデザイン性の高さも魅力です。

衝撃に対する弱さが課題ではあるものの、防水工事では人気のある工法の一つです。

 

FRP防水

FRP防水は繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)による防水工事です。

FRPAはガラス繊維によるマット加工をするのが特徴で、さらに上からポリエステル樹脂でコーティングして防水するのが一般的になっています。

どこでも施工できるメリットもありますが、施工コストが高めなのがネックです。

 

防水工事の施工依頼をするときのポイント

防水工事の施工依頼をする前に確認しておきたいポイントをまとめました。依頼したい防水工事の内容を決めたら、以下の観点を念頭に置いて施工依頼先を検討しましょう。

 

防水工事をする場所を決めてから相談する

防水工事の依頼をする前に、施工する場所は具体的に決めておきましょう。全体に施工するのか、ベランダなどの部分的な施工をするのかによって、業者の得手不得手が異なります。防水工事の内容をまとめてから相談を持ち掛けるとスムーズに打ち合わせが進みます。

 

施工の流れを理解して依頼を検討する

防水工事の施工の流れを依頼する前に理解しておくことも重要です。

防水工事では施工する部分の洗浄や下地処理などの作業が必要になる場合がほとんどです。

日程的には1週間以上かかることが多いので、実施可能なスケジュールを立ててから業者に相談を持ち掛けると相談が円滑に進みます。

 

見積もりの内容を確認してから依頼する

防水工事を依頼するときには見積もりの内容を詳細まで確認することが大切です。

わからない部分があったら説明してもらいましょう。

保証内容についても明確化することを要求して、防水工事の施工された内容について不満があったときにも対応してもらいやすい状況をつくっておくことが大切です。

 

まとめ

防水工事の内容は水が建物に浸透することによるリスクを低減するための対策作業です。

古くから用いられているウレタン防水やアスファルトシート防水だけでなく、FRP防水なども施工できるようになっています。

防水工事では施工する場所と作業の内容を決めてから業者に相談して、納得の施工をしてもらいましょう。

2023.09.15